【連載記事】ニキシー管時計をつくる(その2)

時報回路 SVM7960C

【連載記事】ニキシー管時計をつくる(その1)では、ニキシー管時計の仕様と回路構成、プロトタイプ機の動作の様子を紹介した。その2では、ニキシー管時計に搭載する時報回路を試作したのでその回路図と実際の動作の様子を紹介する。また、試作の過程で明らかになった問題についても末尾で紹介する。

【連載記事】ニキシー管時計をつくる(その1)

ニキシー管時計をつくる

ニキシー管時計の製作はこのブログを立ち上げた理由のひとつである。ようやく本製作の目処が立ったのでその過程を連載記事で掲載開始することにした。

ここでは、ニキシー管の中でもまだ比較的入手しやすいロシア製のIN-8(ロシア文字では「ИН-8」と表記するらしい)を使った時計を製作する。構想から足掛け数年、必要となる回路の設計・試作を重ねようやくプロトタイプ機が完成した。本記事ではニキシー管時計のコンセプトと基本構成、プロトタイプの紹介を行う。

イケアの「LEDBERG」を使った棚下照明を作る

イケアの「LEDBERG」で棚下照明を作る

去年の春から妻がシルバニアファミリーにハマっている。シルバニアファミリーは「自然、家族、愛」をテーマにした素晴らしいおもちゃだ。妻は買った家やファミリーを自身の棚に飾って楽しんでいるが、棚の中は部屋の照明が当たりにくいのでシルバニアのお家全体が薄暗くなってしまって華やかさがない。

そこで、棚板の底面にLED照明を取り付けてライトアップすることで、シルバニアファミリーをより華やかに見せることができるようにした。具体的には、イケアのLED照明である「LEDBERG」を使用し、シンプルかつ安価な棚下照明を制作した。その結果、既製品に勝とも劣らない素晴らしいLED棚下照明が完成した。

楽ナビ AVIC-MRZ09のタッチパネルを修理する

わが家のマイカーに搭載されているナビのタッチパネルがとうとう壊れた。タッチの位置がズレることは朝飯前、ナビ中にタッチパネルが誤動作して地図がどんどんスクロールされる。行き先地を入力することもままらない。ラジオの選曲もできない。意を決して新しいナビを・・・と思ったが、踏みとどまった。インターネットで調べるとどうやら自分で交換・修理できるようである。

そこで、わが家のマイカーに搭載されている「カロッツェリア 楽ナビ AVIC-MRZ09」のタッチパネルを交換・修理したのでその記録を残す。修理の結果、タッチの誤動作がなくなり問題なく使用できるようになった。

ベランダに水道を付ける

わが家のベランダには水道がない。なのでプランターの水やりや、大晦日の網戸掃除なんかは大きめのジョウロを持ってベランダとキッチンを何往復もしないといけないためとても面倒だ。なんとか楽にならないかと手動ポンプ式のポータブルシャワーを買って使ってみたりしたが、ジョウロと大きな違いはなかった。

そこで、コロナ禍の明るいベランダライフを実現するべく、ベランダにどうにかして水栓を設置することにした。具体的には、給湯器の給水パイプを分岐させることで蛇口を作り、散水ホースをつけた。その結果、非常に使い勝手の良いベランダ用の水道が完成した。

YASHICA 35 minister F2.8 ハーフミラー修理

令和2年の冬、妻がフィルムカメラに興味を持ち始めた。フィルムカメラで撮るとインスタやLINEカメラでエフェクトを付けたようなお洒落な写真が撮れるのではないか、とのことだ。確かに、数年前のニュースでインスタントカメラが10代の若者に受けているというのを聞いたことがある。写真の風合いや、現像・プリントするまでどんな写真が撮れているか分からないことも人気の秘密と言っていた。私は高校くらいまでフィルムカメラを使って写真を撮っていたので、ニュースや妻の話を聞いたときは特段の目新しさは感じていなかったが、ここ20年はデジタルカメラしか使っていなかったので、確かに、今の時代にフィルムカメラも面白いかもな、と思い中古のカメラを買うことにした。

買ったカメラはYASHICA 35 minister F2.8である。今から60年くらい前のカメラらしい。千葉港のハードオフでたしか2,000円くらいだった。このカメラを選んだ理由は特になく、いくつかある中古カメラのうち、妻が見た目でチョイスした。シャッターや露出計、絞りなど機械系は動作に問題なかったが(後から考えるとすごい!)、レンジファインダーカメラ特有の「二重像合致式」の光学系がダメになっていた。具体的にはカビやハーフミラー の経年劣化で二重像がほとんど見えず、妻もフォーカス合わせに苦労していた。

そこで、YASHICA 35 minister F2.8のレンジファインダーの二重像が鮮明に写るようにハーフミラー などを修理したのでその記録を記す。

Creative Aurvana Platinumのヘッドパッド修理

愛用のノイズキャンセリングヘッドホン「Aurvana Platinium」のヘッドパッドが経年劣化によりボロボロになってしまって悲しい。買ったのが2013年ごろなので、使い始めてはや7年。ノイズキャンリング機能が優秀なので海外出張などのロングフライトでは非常に重宝した。Bluetoothの無線通信やノイズキャンセリング機能は問題なく機能しているので捨てるのは忍びなく、なんとかして交換することを決意した。

記事を書く前にイヤーパッド は互換性のある部品を取り寄せることでで簡単に交換できたものの、ヘッドパッドは交換部品が見つからなかったので、牛革生地からDIYすることにした。

Melody IC SVM7960 Seriesの動作回路

ニキシー管時計のアラームにちょうど良いメロディはないかと探していたら、メロディICというノスタルジックなICがあることを発見。すでに生産が終了しているものが多いらしいが、運良くヤフオクで入手した。データシートを見ながら回路を組み立てて動かしてみた。

使用したメロディICはセイコーエプソン製メロディICの「SVM7962C0N」である。SVM7960シリーズのひとつということだが、いくつかシリーズがあるらしい。wikipediaが詳しいのでシリーズの違いなどは参考にされたい。YouTubeなどで再生音声を聞くと昔どこかで聞いたことがあるメロディが多く、病院の出入り口とか目覚まし時計で聞いたことがあるような。ニキシー管時計にピッタリである。