Creative Aurvana Platinumのヘッドパッド修理

記事の概要

愛用のノイズキャンセリングヘッドホン「Aurvana Platinium」のヘッドパッドが経年劣化によりボロボロになってしまって悲しい。買ったのが2013年ごろなので、使い始めてはや7年。ノイズキャンリング機能が優秀なので海外出張などのロングフライトでは非常に重宝した。Bluetoothの無線通信やノイズキャンセリング機能は問題なく機能しているので捨てるのは忍びなく、なんとかして交換することを決意した。

記事を書く前にイヤーパッド は互換性のある部品を取り寄せることでで簡単に交換できたものの、ヘッドパッドは交換部品が見つからなかったので、牛革生地からDIYすることにした。

準備

イヤーパッドの交換については後述するYouTube動画などで紹介されており、部品も市販されている。一方でヘッドパッドの交換については関連記事も交換部品も見つからないため、イチから修理方法を考えなければならない。

ヘッドパッド交換のために準備した物品は下記の通り。牛革は伸縮性を考えて薄い0.6mmを選んだ。1mm未満の薄いレザー生地を見つけるのに苦労したが、下の牛革のリンク先の店舗でやっと見つけた。種類も非常に充実しているため、柄や色は好みのものをチョイスした。また、何度も交換できるように接着剤は着脱が容易なゴム系の接着剤を選らんだ。後述するが、プラスチック部品への残存も少なく接着性も非常に良かった。

品物型番数量およその価格備考
牛革A5サイズ, 厚さ0.6mm1枚約500円ドラリーノ/ブラック
接着剤ボンド GPクリヤー 速乾1本約400円20ml
厚紙1枚型紙用
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修理

現状ボロボロになっている合皮をそのまま牛革に置き換えることで修理を行う。具体的には合皮を取り外してその形状を型紙に転写。型紙どおりに牛革を切り抜き、再度ヘッドパッドの部品に接着して修理する。より詳細な手順を下に紹介する。

その1 現状

Creative Aurvana Platiniumのヘッドパッド外観 ※イヤーパッドは交換済み
この通り、ボロボロである。

その2 分解

左右4箇所のネジを外して、ヘッドパッドの部品を取り外す

ヘッドパッドの表側

裏側。生地は裏側に接着剤で止められているので、プラスチックの土台を壊さないように丁寧に剥がす。

剥がされたヘッドパッドの合皮。この生地を新しい牛革に置き換える。

スポンジに目立った汚れはないのでそのまま再利用することにした。

その3 型取り

剥がした生地を型紙となる厚紙の上において優しく広げる

生地についた癖を除去するために、周囲をマスキングテープなどで固定し、上に雑誌などの重りを置いて1日寝かせる。

1日寝かせた生地。写真ではよく見えないが、シワが伸びて平坦になっている。

鉛筆等で外周部を縁取り、型紙に形状を写し取る。

写し取った形に合わせてデザインナイフで型紙を切り抜く。型紙は上の穴の開いた方を使う。

使う牛革の外観写真。マッキーは大きさの比較用。

厚みが0.6mmなので非常に薄くて柔らかい。

型紙を牛革の裏側に当てて、鉛筆やサインペンなどで縁取りする。これで元の生地の形状が新しい牛革に転写された。

写した線に沿って切り抜いた牛革がこちら。0.6mmなのでデザインナイフでサクサク切れる。

元の生地との比較。ほぼ同様の形状に切り出すことができた。

その4 接着

接着はボンドGPクリヤーを使う。STEP2で剥がした場所と同じ場所を接着する。

接着後の裏面がこちら。片側を接着した後に反対側を接着すれば革に変な癖が残ることもなさそうだ。

(右上のノッチは誤って削ってしまった)

その5 組立て

無事牛革への交換が完了したヘッドパッド。湾曲部に若干のシワがあるが、もう少し柔軟性の高い革素材を使えば解消されそう。

STEP1と逆の手順で組み立てて完成となる。革の高級感が素晴らしい。

その6 完成

Creative Aurvana Platinumのヘッドパッド修理
ボロボロだったヘッドパッドが牛革の高級感溢れる新品に蘇った。

修理前後の比較

総括と反省

比較的安価で簡単にヘッドパッドの交換ができた。合皮を使用しないため経年劣化も最小限と期待される。今回使用した牛革の柔軟性が元の生地と比べると低かったため多少のシワができたが、機能は十分発揮されているため大きな問題とはならなかった。もう少し柔軟性のある生地を使用できれば、より綺麗な外観に仕上がると思われる。

後述するイヤーパッドと併せて修理すれば、まだまだ現役で使えそうだ。愛用しているヘッドホンなので長く使いたい。


付録

イヤーパッドの交換

色は異なるが、Creative Aurvana Liive! 2のイヤーパッドはCreative Aurvana Platiniumと互換性があることがわかった。たしかに、見た目は同じ部品を使っていそうな外観である。Amazonで下記のイヤーパッド を購入し交換したところ、問題なく装着できた。取り外しと取り付けにコツが必要なので、同じく下記のYouTubeを参考にされたい。ちなみに、中国広州からの発送で、発送から受け取りまでの期間は約1ヶ月だった。

また、おそらくAurvana Platinium専用と思われるブラウン色のイヤーパッド がAliExpressで販売されているが、こちらは現品未確認。AliExpressも使ったことがなく手が出せない状態でいる。次に交換するときは利用してみようと思っているが、チャレンジャーは是非買って試してみて欲しい。商品の紹介動画や取り付け方法の図解などが親切。

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