【連載記事】ニキシー管時計をつくる(その4)

【連載記事】ニキシー管時計をつくる(その3)では0時を報せる時報回路の不具合を解消した。ようやく実装の目処が立ったので、そろそろ時計としてのデザインや部品の配置を決める必要がある。長々とプロトタイプ機を机の上に置いて満足している場合ではない。

そこで、本記事では製作するニキシー管時計の外観デザインと部品のレイアウトを決定。実際の部品配置の確認やアルミシャーシの加工を行った。その結果、大きな失敗なくいい感じのケースが出来上がったので「その4」として記事にまとめることにした。

1. ニキシー管時計の外観デザイン

4-digits Nixie tube clockのデザイン画

上の図は製作するニキシー管時計の外観デザインを示す。ニキシー管の配置によって時計の印象が大きく変わるためどのように配置するか長い時間悩んだが、真空管アンプのようにアルミシャーシの上面にニキシー管を配置することとした。

正面パネルには電源と時刻合わせ用のロータリーエンコーダを配置。裏面にはAC100Vのインレットとヒューズ、時報のON/OFFスイッチならびに時報用のスピーカーを配置する構造とした。昇圧用ならびに降圧用のトランスはシャーシ内に収めるスペースが確保できないため、シャーシの上面後方に配置することにした。

アルミシャーシに部品を仮置きした写真を上に示す。使用するアルミシャーシはリード社製のSシリーズの「S-10」を使用した。元々コンパクトに納めたいという気持ちがあり、構成部品がギリギリ納まりそうなこのシャーシを採用した。このシャーシに回路が全て入るのかちょっと心配になってきた。

2. アルミシャーシの加工

アルミシャーシにスイッチ類やニキシー管のソケットを入れる穴を加工した。加工するにあたって、比較的小さな穴はドリルで開け、ドリルよりも大きな穴は下穴をリーマーで広げた。ホールソーやニブラでくり抜く方法もあるが、いずれも所持しておらず、苦肉の策でこの方法を採用した。

リーマーでも広げきれない直径の大きな穴は、穴の外径に合わせて小さな穴を開け、くり抜いて加工した。くり抜いた後の断面はヤスリとカッターナイフで整えた。綺麗にくり抜けた時は非常に気持ちが良い。

3. まとめ

本記事では、ニキシー管時計のデザインとレイアウトを決定し、部品配置図に合わせてアルミシャーシの加工を行った。今のところ問題なく加工が完了した。シャーシに固定する部品の配置はこれで決定されたが、その他の部品や基板の位置は現在検討中である(固定された部品の配置に合わせて基板のレイアウトを決めるしかない)。


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