UQ mobileのデータ定額プラン契約更新

UQ mobile プラン変更

UQ mobileのスマホ向けSIMを契約してから2年が経過した。2021年春にはpovoやahamoといった格安大容量データ通信プランが通信大手各社から発表され、2年前に比べるとスマホの料金体系は大きく変化した。世はまさに20GB/2,980円時代である。太古の上限9GBプランを延々と使っている場合ではない。

先日ちょうど契約内容自動更新のメールが来たので、ちょうど良いタイミングと思いデータ定額サービスプランの見直しを行なったので、備忘録も兼ねて紹介する。具体的には、現在契約中の「ぴったりプランM」から「くりこしプランM」への変更を検討したので紹介する。

1. 利用環境とプラン変更の基本的方針

まず最初に前提となる現在の利用環境を列挙する。スマホのデータ定額プランは複雑なものが多く、はっきり言ってよくわからない。なので、いつもシンプルに「機種だけ購入+SIM(オプションを付けないデータ定額プラン)」で契約している。

利用環境

  • UQ mobileのデータ定額サービス「ぴったりプランM」を使用(2019年8月〜契約中)
  • 機種はSIMフリーiPhoneを使用(別途購入。プロバイダに紐付けられた月賦払いや月割サービスを使っていない)
  • オプションサービスの契約なし
  • au ID / ライフデザインサービスの契約なし
  • キャリアメールは不要
  • SMSはよく使う

プラン変更に際しては前述の利用環境に大きな変化はない。また、家族構成の変化や通信量の変化もないことから以下の基本的方針に従ってプランの変更を検討することにする。

プラン変更の基本的方針

  1. 月額利用料金が高くなることは避ける
  2. データ通信量や通話量の上限は増える方向で考える
  3. キャリアはUQ mobileのまま維持する

2. プラン比較

さっそく契約中プランと、今UQ mobileで加入可能かつちょうど良さそうなプランの比較を行なったので下表に示す。加入時に「ぴったりプラン」と呼ばれていたプランは既に存在せず、「くりこしプラン」というプランが2021年8月現在加入可能である。

項目契約中検討中
プラン名ぴったりプランM
(2019年9月30日で新規契約終了)
くりこしプランM
(2021年2月1日より新規契約開始)
月額基本使用料3,980円
(4,980円-スマトク割1,000円)
2,480円
基本データ容量9GB
(6GB+データ増量3GB)
15GB
無料通話120分なし
オプション追加せず500円
(60分国内通話定額)
解約手数料あり(9,500円)なし
UQ家族割ありなし
合計金額3,980円3,030円
※料金はいずれも税別金額

「ぴったりプランM」から「くりこしプランM」に変更すると月額基本使用料は契約中プランに比べると1,500円安く、また基本データ容量も9GBから15GBへアップする。データ通信に限って言えば非常にお得なプランだ。新時代の格安料金プランのひとつと言えるだろう。

一方、「ぴったりプランM」には120分の無料通話が付いてきたが、「くりこしプランM」には無料通話がない。後述するが、「60分国内通話定額オプション」を500円/月でつけることで現在の利用状況に対応できることがわかったため、今回の更新では上の表のとおり60分の通話定額オプションを付けることにした。

また、私は使っていなかったが「ぴったりプランM」にはあったUQ家族割(家族の回線が500円割引)が「くりこしプランM」にはない。このあたりは家族割を使っていた人にとってデメリットだろう。(2021年8月15日追記)

以下は検討にあたっての実績データである。

3. データ通信量の実績(2021年2月〜7月)

利用月通信量
2021年7月6.8 GB
2021年6月10.9 GB
2021年5月9.2 GB
2021年4月8.5 GB
2021年3月7.2 GB
2021年2月9.4 GB
平均8.7 GB

上の表は直近のデータ通信量の実績である。通信量は平均8.7GB、多くても11GB程度であるので「くりこしプランM」の基本データ容量である15GBあれば十分といえる。

4. 通話量の実績(2021年2月〜6月)

利用月通話料金※1通話量※2
2021年7月(確定前)(確定前)
2021年6月3,520 円88分
2021年5月1,540 円39分
2021年4月2,100 円53分
2021年3月2,020 円51分
2021年2月1,420 円36分
平均2,120 円53分
※1 料金はいずれも税別金額
※2 40円/分(税別)で計算

上の表は直近の通話料金と、単価から計算した通話量の実績である。通話量は平均して約50分程度である。6月の”よく通話している状態”で90分程度は通話していることがわかった。この月だけ突出して通話量が増えているのは、新型コロナウィルスの影響で在宅勤務が増えたことが原因だろう。

このことから、通話量は「60分国内通話定額オプション」の追加でほぼ問題なくカバーできるが、通話量が大きい月は別途追加の通話料金が発生する可能性があることがわかった。

4.1. 通話オプションについて

ぴったりプランMのような120分無料通話オプションがあれば良いが、現時点で契約できる「くりこしプランM」に付けられる無料通話オプションは下図のとおり3種類のみである。

  1. 最大60分/月の国内通話が定額(+500円/月)
  2. 国内通話10分かけ放題(+700円/月)
  3. 国内通話かけ放題(+1,700円/月)
UQ mobileのスマホ料金プラン(通話料の抜粋)
UQ mobileのHPから抜粋・引用(https://www.uqwimax.jp/mobile/plan/kurikoshi/), 2021年8月14日参照

国内通話かけ放題に切り替えれば足が出ることはなくなるが、オプション料金が60分定額に比べて+1,200円であることを考えると、通話時間が90分を超える月が常態的にない場合は割高のプランとなってしまう。

5. まとめ

UQ mobileのスマホ向けSIMを契約してから2年経過し、契約内容の更新を検討した。その結果、「ぴったりプランM」から「くりこしプランM(オプションに60分定額通話を付ける)」にプラン変更することで月額利用料を950円削減できることと、データ通信量の上限を9GBから15GBへ増加できることがわかった。ただし、1ヶ月の通話量が60分を超える場合は、超えた分に応じた40円/分の通話料が発生するので、それは許容することにした。

2021年9月が更新月にあたるため、そのタイミングで「くりこしプランM」に60分定額通話オプションを付けて契約の見直しを行う予定である。


【2021年8月15日追記】UQ mobileのサイトを確認していたところ、上記プラン変更の場合は契約解除料はかからないという記述があったので、早速変更手続きを進めることにした。以下のそのQ&Aを抜粋する。

現在「おしゃべりプラン」「ぴったりプラン」で契約していますが、「くりこしプラン」に変更できますか?

はい、可能です。

現在「おしゃべりプラン」「ぴったりプラン」でご契約いただいているお客さまは、契約期間にかかわらず「くりこしプラン」へ変更いただけます。プラン変更にあたって契約解除料はかかりません。

変更後の「くりこしプラン」は、お申込み月の翌月1日から適用されます。

https://www.uqwimax.jp/mobile/support/faq/pages/ka02j000000TblEAAS/

さっそく、プラン変更した。

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